【サービス】メディア力の本質

KAUPONで購入したクーポンを実際に使ってみてがっかりしたの巻。。

ついにこういった記事が上がってきてしまいましたが、
メディア力の本質とは何なのかという点についてを
今回のテーマに考察して行きます。

1. 安心して衝動買いできるか

少々ツイートでも記載してしまったのですが、
6店舗ほど足を運んでみた正直な感想としては、
正規の金額でも行きたいなと思えたお店は、
半数以下
というのが実情です。

此れは美味しくないとかではなく、
コストパフォーマンスとして其の店のメニューや他のクーポンとの比較、
または他のお店と比較した際の相対値で決まるものでしょう。

ただオープンするとすぐにSold Outになってしまうサービスでは、
ゆっくりと考える時間もないので即決→衝動買いという流れになる確率が高いために
ハズレくじを引いてしまう可能性は自ずと高くなります。

そのハズレ経験が多数あればあるほど、
人は衝動買いすることを躊躇うようになるでしょう。

だからこそ、今がいちばん大切な時期であり、
出す商品ひとつひとつを精査していかなければならないでしょう。

目指すべきは、
安心して衝動買い出来るサービスであるという信頼が、
やはり最大のメディア力だと思います。

ポンパレードも引き続き叩かれているようですが、
それでも早期に売り切ってしまう力はリクルートというブランド力があるから、
5,000円という高単価の商品でも比較的早期に売り切れたように思います。
(私の目には購入しようと思う商品はいまのところないのですが…)

2. バラまきキャンペーンの疑問

現金やギフト券などのプレゼントや、
格安のハーゲンダッツギフト券販売など各サービス共にバラまきキャンペーンが、
多発していて私個人としては嬉しい限りで実際に買わして頂いていますが、
ただ本質的ではないように感じます。

会員登録数やフォロワーが多ければ多いほど、
契約が取りやすくなるのは間違いないでしょう。

ただバラマキをすればするほど、
そのサービスの価値を自ら下げているのではないでしょうか。

mixiがソーシャルゲームの領域で、
GREEとモバゲーに大きく遅れを取ってしまったのと同じように、
無料に慣れ親しんだお金を使わないユーザーがいくら居ても、
実際の課金(通常のクーポン購入)へのハードルは、
かなり高いのではないでしょうか。

楽天なりカカクコムで、
最安値のお店を探して買っているのと同様に、
特にギフト券であればどこで買ったかに意味はなく
極論『ハーゲンダッツ』を買った
ただそれだけなのです。

もっと言えば、
東京には滅多に来ない地方の人や中高生という
クーポンの見込み客とは懸け離れた層
獲得してしまっているリスクさえあります。

だからこそ、
ターゲットの異なる可能性のある100円のギフト券を5,000名が買った実績より、
東京のお店で5,000円のクーポンが100名分売れた実績に本来は価値があり、
買ってくれたユーザーがお店にしてもサービスにしてもリピートしてもらえるような
クーポンのプランを考えて行くコトが大切なような気がします。

3. サービスとしていかに差別化できるか

KAUPONは、
渋谷を中心にして「肉」というひとつの方向性を見せており、
300枚でも500枚でもSOLD OUTしてしまう人気媒体なのに、
50%OFFで3,900円といつもより顧客単価が高めの商品を出すと、
売れ行きが伸び悩む(67/200)という現象も…

pomparadeは、
単価5,000円の高級路線の商品でも、
150と50が早々と売り切れるという点ではまだオープンして間もないものの
集客力の面ではKAUPONを既に超えてしまっているような気もします。

GOTiは、
総武線沿いと山手線の東側の「和」という他サービスと比べて、
わかりやすい色分けがいちばん出来ているのではないかと感じますし、
採算度返しの80%OFFなどの商品については
ファンも付いてきているのではと感じています。

トクテンは、
まだご存知の方が少ないかもしれませんが、
前回書いたとおり柔軟にプランを変更してくれたりしますし、
支払いが店舗決済のために残念ながら行けなかったとしても、
払い損がないという点は極めてユーザー側に優しい設定に
なっていると思います。

4. 最後に

サービスが多数出てきており、
アグリゲートサイトもいくつか出てきているからこそ、
ユーザー側は何処で買うかよりも何をお得に買うかが、
重要になってきています。

今までのフリーペーパーやクーポンサイトは、
極端な話をすればお店側だけを向いていれば収益は発生しました。

ただ、GROUPON型サービスは、
ユーザーが買ってくれないことには収益は発生しない
すなわち、第一の顧客(ユーザー)第二の顧客(お店)の順番を間違ってしまったら、
メディア力は衰退していくという大前提こそ本質なのではないかなと思います。

そのためにも、
ユーザーとは果たして誰なのか(知り合いの誰々さんレベルで)
しっかりと明確に持っておく必要があるように感じます。


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